初めての方へ(診療の流れ)
当院の診療モットー
文京区のグリーン歯科医院の治療モットーは、「お口の中から身体全体の健康に悪影響を及ぼしている問題を軽減し、全身の健康を整えること」です。
当院では、単に虫歯を削ったり被せ物を入れたりする局所的な歯科治療にとどまりません。噛み合わせの不調とそれに伴う全身の様々な慢性症状(頭痛、肩こり、腰痛、めまい、不眠など)にアプローチしながら、お一人おひとりのペースに合わせて治療を進めてまいります。
ご予約・お問い合わせについて
噛み合わせが全身の健康に与える影響や症状の現れ方は、患者様ごとに大きく異なります。お一人おひとりの細かな状態や背景を深く把握するため、当院では事前のお問い合わせと完全予約制の診療体制をとっております。
お電話での直接のご相談をお願いしております
当院では日中の診療ならびに患者様への対応を優先しているため、EメールおよびFAXでのお問い合わせには迅速に対応できない状況となっております。
大変お手数をおかけいたしますが、ご相談内容や受診のご予約につきましては、直接お電話にてご連絡をいただけますようお願い申し上げます。
ご予約・お問い合わせ電話番号:03-5800-3585(院内直通)
診療体制:1日2名限定・完全予約制(1枠3時間)
グリーン歯科医院のアプローチ:削る前のシミュレーション
一般的な歯科治療の中には、十分な事前検証を行わないまま、歯を削ったり新しい詰め物を入れたりするケースも見受けられます。
しかし、噛み合わせの調整は「数ミクロン(1,000分の1ミリ)」単位の繊細な作業です。急激な変化や不適切な処置は、からだの不調をさらに増幅させる要因となり得ます。
当院では、記入いただいた問診票を参考に全身の状態や姿勢、お口の筋肉のコリ(咀嚼筋の緊張)、骨や歯並びの形を精密に分析した上で、必ず「シミュレーション用のマウスピース」を作成します。
患者様専用にカスタマイズされたマウスピースを使用し、お身体の変化や体調の推移を慎重に確認しながら治療を進めてまいります。
状況に応じた装置の使い分けとセルフケアの指導
当院では、患者様の生活スタイルや症状の性質に合わせた柔軟な装置選定を行っています。
夜間用マウスピース(ナイトデンチャー)
日中の治療による噛み合わせの変化が夜間の睡眠に影響を及ぼさないよう、まずは夜間のお口の環境を整えることから始める場合が多くあります。
質の高い睡眠は、身体の修復や回復に欠かせません。夜間用装置(ナイトデンチャー)は、就寝中の噛み合わせを補正し、気道を確保して睡眠時の呼吸を安定させる働きを持っています。装置を装着して休んでいただくことで、睡眠の質や朝の倦怠感の変化を確認してまいります。
日中・食事用スプリント
睡眠時からの装置使用が適さない患者様や、起きている時間帯の噛み合わせ・食いしばりに主な問題が存在する患者様には、無理に夜間用装置から始めることはいたしません。
日中や食事中に使用するスプリントを作成し、日中の噛み合わせ状態の調整から段階的にアプローチいたします。
マッサージと身体の使い方の指導(セルフケア)
装置によるアプローチに加え、お口の筋肉のマッサージ手技や、日常の身体の使い方(姿勢や動きの癖)に関する指導を行います。
患者様ご自身が日々の生活の中でコンディションを整えられるセルフケア技術を身につけていただくことで、無理のない回復を目指します。
通院中の微調整と患者様自身による目標設定
ご自宅でマウスピースを使用していただいた後、次回の通院時に身体の状態や変化について詳しくヒアリングを行います。再度の詳細チェックを行い、その結果に基づいてマウスピースの微調整を重ねていきます。
つらい症状をお持ちの方であっても、装置の装着と数回の微調整によって変化を感じていただくことが多くあります。
治療の「落とし所(最終目標)」を一緒に相談します
通院による微調整の過程で、お身体の変化を体感していただきながら「どの状態を治療の最終目標(落とし所)とするか」を患者様と歯科医師で共に話し合っていきます。
現状維持・安定を目指す方
体調が良くなった状態を無理なく維持・安定させることを目標とします。
より高水準な健康を目指す方
身体のバランスをより高いレベルで整えるための次の目標を設定し、治療を進めます。
歯科医師が一方的に治療計画を押しつけるのではなく、患者様ご自身が体感に基づいてご納得の上で治療段階を決定できるよう、当院が総力をあげてサポートいたします。
具体的な診療・分析ステップ(全11工程)
当院で行っている精密分析と治療手順の一例です。
多角的な視点から身体とお口の調和を確認いたします。
-
- STEP 1全身・姿勢の評価
- 問診票を元に、全身の状態、立ち姿や姿勢を視診・触診・問診によって多角的に評価します。
-
- STEP 2口腔周囲筋の触診とリリース
- 咀嚼筋などのコリを触診で確認し、必要に応じてお口の外側からのストレッチ(リリース)を行います。
-
- STEP 3精密な型取り(シリンジテクニック)
- ハミューラーノッチや臼後三角など口腔内の特定の部位から型を取り、骨や筋肉の形を立体的に把握する模型を作成します。
-
- STEP 4噛み合わせの当たり方と可動域の検査
- 柔らかい素材を用いて歯の接触状態を確認し、首周りの可動域検査や姿勢写真の分析と照らし合わせます。
-
- STEP 5多角的な模型分析
- ハルト式模型分析法やAFOT富田式模型分析法を用い、基準線や人口歯の位置関係、顎の偏位を予測します。
-
- STEP 6入れ歯・仮歯・ミニスプリントによるシミュレーション
- 基準値に基づいた仮の構造物(咬合床やミニスプリント)をお口に入れ、接触面の変化や正中のズレを確認します。
-
- STEP 7咬合器への精密マウント
- 上顎の咬合平面を確認後、平面シリコン等を用いて模型を顎関節を模した咬合器(土台)へ正確に固定します。
-
- STEP 8装置装着による身体変化の体感と判別
- スプリントを装着した状態で顎関節(TMJ)や全身状態の変化を患者様自身に体感いただきながら、適切な噛み合わせの位置を探索します。
-
- STEP 9下顎のマウントと再確認
- 必要に応じて噛み合わせを取り直し、咬合器へ固定して位置関係の確認を繰り返します。
-
- STEP 10削らない状態でのスプリント制作とO-リングテスト調整
- 歯を削らない状態でスプリントを作成し、O-リングテスト等を用いて必要な調整と体調の変化を確認します。
-
- STEP 11最終的な補綴(被せ物・義歯)調整または不足の付加
- スプリントによって体調の大きな問題が緩和された段階で、得られた高さや形態の情報を参考に実際の被せ物や義歯の調整、あるいは不足部分を補う治療を行います。
院長より
噛み合わせ治療は、急いで結果を求めて歯を削るものではありません。からだの声に耳を傾け、一つひとつ変化を確認しながら進めることが、身体への負担を減らし安全な回復へつながります。
「長年の不調を根本から見直したい」とお考えの方は、ぜひ当院へご相談ください。お一人おひとりに合わせた環境と時間を確保し、健やかな生活を取り戻すお手伝いをいたします。